当初、SpaceX CEOのイーロン・マスク氏は数か月後には次の試験飛行を行う意向を述べていましたが、6月24日にTwitter上で行ったジャーナリストAshlee Vance氏との討論の中で、2回目の試験飛行を成功させるべく、Starshipの設計に1000か所以上の変更を加えていると述べました。 大きな変更としては、失敗の主な原因になったステージ分離ができない問題の再発を防止するために「ホットステージング」と称する方式を導入することが挙げられます。 これは、1段目ブースターを分離してから2段目に点火するのではなく、分離の直前から2段目を起動する方式。たとえばロシアのProtonロケットはこの方式を採用しており、1段目と2段目の接続部は分離前の2段目の噴射炎を逃がすために格子構造になっています。 マスク氏いわく、ホットステージングはロシアのロケットでは一般的で、この方法を採用すれば1段目