本記事では、世界で初めて燃焼試験に成功した、ジェットとロケットの燃焼を切り替えることのできる新開発エンジンについてです。このエンジンを開発した日本企業「PDエアロスペース」についても解説していきます。 日本が世界で初めて宇宙実証に成功「デトネーションエンジン」 ■宇宙開発における最大の課題「燃料と推進力」 H3ロケット打ち上げの様子©JAXA 人類を月よりも遠い火星や、さらに遠い宇宙空間にまで到達させるための技術の研究が進められていますが、その最も大きな課題の一つとされているのが燃料の問題です。皆さんも良く知るロケットは、推進剤を燃焼させることで発生するガスを後方に噴射させる反作用として前方への推進力を得ています。遠い宇宙まで十分に速く飛行するには極めて大量の燃料が必要となるため、いかに少ない燃料で大きな推進力を得ることができるか、が大きな課題となっています。 そして、従来のロケットエンジ
![世界初!ジェット&ロケット切り替えエンジン、「PDエアロスペース」が開発したデトネーションエンジン(スペースチャンネル) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ea6c8840c00253c3102ff5b9a209985812ce0b90/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Fdk%2Fexpert-image%2Fsupesuchanneru%2Farticle%2F01777872%2Ftitle-1716517915120.jpeg%3Fexp%3D10800)