人工衛星を運ぶロケット不足を解決する「ZERO」 増え続ける人工衛星の需要に対し、衛星を宇宙へ運ぶロケットが足りていません。世界では2021年にロケットが140回程度打ち上げられていますが、そのうち日本の打上げ回数は3回。日本の人工衛星も海外での打上げを余儀なくされています。人工衛星の利用が進まない背景には、人工衛星を宇宙へ運ぶロケット自体が高コストで低頻度なことが理由にあるのです。 大樹町に本社を置くISTが開発しているのは、そんな人工衛星をより安く、より高頻度に打ち上げることを目指したロケットZEROです。 ZEROエンジンチャンバーや、胴体構造のEMも製造が始まりました! 低コストな小型ロケットは、企業の宇宙産業参入への敷居を下げることができます。これまで宇宙データを活用するのに百億円単位の金額が掛かっていた時代は、参入できる業種が限られていました。ただ、コストが下がれば、参入できる