Facebookは、Javaのコードを静的に解析してマルチスレッドプログラミングで発生するデータ競合のバグを発見するツール「RacerD」をオープンソースでリリースした。 アプリケーションのレスポンスを改善するうえで、マルチスレッド化は重要な選択肢のひとつです。 その一方で、マルチスレッドのアプリケーションは十分に注意深くプログラミングしないと、変数の値が予期しないタイミングでほかのスレッドから書き換えられるなどの問題が紛れ込みやすいものです。 しかもマルチスレッドに起因する問題は再現が難しく、一般に発見するのが困難です。 RacerDリリース:Facebookで1000以上ものバグを発見 Facebookは、こうしたデータ競合の問題を、コードを静的解析することで発見し、警告してくれるツール「RacerD」をオープンソースで公開しました。 Facebookの説明によると、RacerDはロッ
![Facebook、マルチスレッドのコードを静的解析してデータ競合を検出する「RacerD」、オープンソースで公開。同社Androidアプリのリリース前に1000以上の問題を検出](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7bf66db9db1616a953ee8a3a75fd31cd472940fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.publickey1.jp%2F2017%2Fracerd01.gif)