WBCの侍ジャパンに密着したドキュメント映画『あの日、侍がいたグラウンド』が好評だ。 7月1日から7日までの1週間限定上映ながらも、都内の映画館では連日満員御礼が続いた。 ブルペンで先輩の投球を見学する若手投手が「球の回転がめっちゃ綺麗!」と驚愕するシーンや試合直前のベンチ裏での会話風景等、舞台裏の秘蔵映像が満載。 当然、観客は観る前から日本代表の準決勝敗退という結末を知っている。しかも優勝のハッピーエンドではなく、ある意味バッドエンドだ。いわば、究極のネタバレを承知の上で、野球ファンは劇場へと足を運んだわけだ。 野球に限らず何かを応援するという行為は、そのジャンルに興味のない人からは得てして理解されにくい。なぜそこまで熱心に? 自分がプレーするわけでもなければ、肉親や友達が試合に出ているわけでもないのに。 そんな不思議なファン心理を描写した映画が今回紹介する『ヘッド・ロックGO!GO!