【千歳】道の駅「サーモンパーク千歳」の全テナントが、4月からの施設の指定管理者交代に伴い、3月末での退去を求められている問題を巡り、各テナントと現在の管理者、施設を所有する市との個別協議は難航している。退去を決めた店舗がある一方、移転先などの見通しが立たず、困惑するテナントも。関係者からは「このままでは4月からの新しい管理者への移行は厳しいのではないか」との見方も出始めている。 3日、一部テナントと現在の管理者「シダックス大新東ヒューマンサービス」(東京)、市との協議が市役所で非公開で行われた。ピザ店「ピザドゥ」の久保田聡代表は「行き先もなく、退去要請には応じられない」と主張した。 道の駅には休業中の1店を含む計9店があり、うちテナントは7店。関係者によると、10日に複数の店が閉店する見込みで、退去を決めたあるテナントは「店を続けたかったが、提示された解決策を受け入れることにした」と明かす