インターハイで上位常連の強豪校、私立伊那西高校新体操部(長野県)。同部は、指導者のほかに、管理栄養士とアスレティックトレーナーが生徒のコンディションづくりをサポートする「チームサポート」を取り入れている。取り組みを始めたのは11年前。元監督の橋爪みすずさん(59、現・日本女子体育大学教授)は、「新体操は減量が当たり前」の常識の中で、生徒に厳しい練習と減量を強いたかつての自分を悔やむ。当時、女子スポーツ選手の「痩せすぎ」とそれに伴う無月経の問題は、学校スポーツの現場では認知されていなかった。橋爪さんはどのように指導法を変えたのか。(取材・文:高島三幸/撮影:長谷川美祈/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「遅い! なぜそこで(フープを)キャッチできないのか、考えてごらん!」 厳しい声が体育館じゅうに響き渡る。つま先立ちのまま、真剣なまなざしで耳を傾ける生徒たち。「もう一回お願いし
![新体操の常識を覆し、「体重を減らす」から「増やす」指導へ──インターハイ常連校が取り組んできた、女子選手の体を守る「チームサポート」 #性のギモン(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/39d45d682eec75921db23cab55f0f5b501f628b7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20231015-00010000-ytokushu-000-1-view.jpg%3Fexp%3D10800)