今月初め、オーストラリア政府は長年問題となっていた外来種問題について、根絶するための取り組みを発表。驚くべきことに、その中には外来種の「 コイ 」を駆除するために致死率100%の“ コイヘルペスウィルス ”を 河川に流す試みを予定 していること。 コイヘルペスが放流されれば、24時間以内に数千匹の外来種のコイを駆除することが可能であるとオーストラリア政府は推測している。 コイヘルペスとは、、鯉(マゴイ、ニシキゴイ)に特有のコイヘルペスウイルス病の原因となる二本鎖DNAウイルス。人間はもちろんその他の動物やフナなどに感染することはなくコイのみが発症する病気。 発症したコイは鰓がただれる。(鰓腐れ)、目がくぼむ、頭部に凹凸が出る、などの外的特徴がみられる。発病した場合の致死率は100%である。これは、一度感染してしまうと、高い水温でコイを飼育する「昇温治療」ではウイルスを根絶することができ