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  • [インタビュー] 古くて新しい久山町研究――第4集団は「ゲノムの集団」|久山町研究

    町ぐるみの協力で,剖検率・検診受診率ともに約8割 ―まず,久山町研究の特徴を簡単にご紹介いただけますか。 清原: 久山町研究は,福岡県糟屋郡久山町の地域住民を対象とした,生活習慣病の疫学調査です。主な特徴は4つ。1つは,1961年から行われている伝統ある研究であること。次に,亡くなられた方の8割近くを剖検し,正確な死因や隠れた疾病を調査していること。これが最も大きな特徴です。世界的にも,剖検をここまで行っているのは久山町研究だけです。これは久山町および住民の方々の全面的なご理解の上に成り立っているものであり,町ぐるみで協力していただいていることが3つ目の特徴といえます。定期的な検診による臨床データの精度もきわめて高く,過去46年間に追跡不能となったのは5名だけです。 久山町研究の当初の目的は脳卒中の実態解明と予防でしたが,次第に生活習慣病全般にテーマが広がっています。最近,遺伝的要因の解明

    You-me
    You-me 2012/07/25
    「たとえばこれまでも,高血圧が危険因子だとわかれば血圧を下げるよう指導するなど,成果としての情報は逐次,検診の場で還元してきたわけです。」有名な疫学研究である久山町研究のばやい。
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