「ウナギ」の価格が高騰する中、うれしい知らせが届きました。ウナギは、卵からふ化して成魚になりますが、愛知県蒲郡市にある愛知県立三谷水産高校が「ふ化」に成功し、ウナギの完全養殖への期待が高まっています。 三谷水産高校では30年以上前から、ウナギの研究を始めています。 養鰻業者からウナギの子どもを購入して人工ふ化させ、稚魚の「シラスウナギ」を経て成魚の「ウナギ」に育て、さらに産卵させるという完全養殖を目指しています。 11月27日に、初めて卵をふ化させることに成功しました。 「もう、まさかという気持ちでビックリの一言で、やったなっていう気持ちもありますね」(三谷水産高校(ウナギ班)3年 沓名駿介さん) ウナギといえば近年、稚魚の「シラスウナギ」の不漁が続いています。水産庁によると、国内の採捕量は今年10トンを下回る8.9トンで、取引価格も高騰し、ここ15年で最も高くなっています。 「天然のシラ