家電量販店には、なぜか“本店”がいっぱいある。特に全国展開している量販店には、全国いたる所に本店があって、例えば店舗数業界1位のヤマダ電機は、384店舗中63店に本店っていう名前がついてる(2009年2月末時点)。 つまり全体の約16%が“本店”だ。 本店って、一般的な企業でいうところの“本社”とか、ラーメン店でいうところの1号店みたいな存在じゃないんだろうか。それがいっぱいあるって、どういうことなんだろう。家電量販店での“本店”の定義について、ヤマダ電機に話を伺った。 「当社では、特に定義はありません。通常店よりも比較的面積が広かったり、品揃えが豊富であることが多いものの、店によってまちまちです。都市型店舗をLABI、郊外型店舗をテックランドとしていますが、本店には明確な基準がないんです」 じゃあ、本店にはどんな意味があるの? 「その地域の中核となる店舗、つまり旗艦店として考えています。