LastResort
『モモ』、『はてしない物語』を書いたミヒャエル・エンデの、児童文学での処女作『ジム・ボタンの機関車大旅行』では、「おそれにうちかつ」ことが、ひとつのテーマになっていると思います。ある場面で、主人公の少年ジムは、突然現れた「見かけ巨人」に驚き、共に旅をする機関士ルーカスに「逃げよう」と言います。 「おちつけおちつけ!」ルーカスはそういって・・・巨人をじっくり観察しました。・・・「大きいだけで、なかなかきちんとした男じゃないかな。」・・・ 「そうだろ、・・・大きいからって、ばけものとはかぎらない。」・・・・・・ 「あんなとほうもない大きさだから、きみは信用しないけどね。」ルーカスはいいました。「しかし、それは理由にならない。自分が大きいからって、あいつ自身、それをどうすることもできないんだ。」・・・・・・ 「こわがっちゃだめだ。こわいと思うと、事実よりずっとわるく見てしまうものだよ。」 (『ジ
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