HTML5の文法で押さえておきたい3つのポイント HTML5で規定された文法は、既存のHTMLとも最大限互換性が保たれるように設計されました。例えば「<p>の終了タグがない」といったHTMLはWeb上に無数に存在するわけですが、それらをエラーとするのではなく、むしろ「それらを許容する、そして、そのことを仕様上明記する」という方法が取られています。 これにより、XHTMLに比べてコンパクトな記述でマークアップしつつも、HTML5に準拠したWebブラウザ上であれば、同一のDOMが生成されることが保証されます。 ではHTML5の文法について、詳しく見ていくとしましょう。 【1】タグの記述を省略できる要素 HTML5では、要素によってはタグの記述を省略できます。具体的には「終了タグを書いてはいけない」「終了タグを省略できる」「開始タグを含め、タグ自体を省略できる」の3パターンがあります。 以下に、