僕が書いてるノンフィクションの世界も、結局、何かしらの事実とかいろんなものがあって、それを下敷きにして書いていかなきゃいけないから、ある意味、何かの事実を2次利用して書いてるんですよね。だから、自分の書いたものが翻案されたり、形を変えて2次利用されたって、いちいち許可なんかいらないし、そんなものは当たり前だと思っている。その辺の感覚というのは、ジャンルによって違うのにもかかわらず、著作権法では全部同じレベルで保護されちゃうんですよね。そこに混乱の一番の原因があるんだと思います。 栗原 音楽だって、クラブ系なんかはリミックスされてなんぼの世界だし。 吉川 音楽業界はどうなんですか? やっぱり抵抗は強いんですか? 太田 まぁ、公式にはやっぱり、そういうコメントになりますよね。どうしても、それは、やっぱりそうなっちゃうと思いますよ……。 吉川 で、やっぱり動きはないんですか? 公式にはそうなるの