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JR神戸線の尼崎市の踏切で6月14日朝に発生した人身事故。その事故処理をきっかけに、ダイヤは終日乱れ、約460本の列車に運休や遅れが出、影響人員は22万7000人に及んだ。結局、ダイヤは翌朝まで正常に戻らなかった。わずか40分間の事故処理が、「震災などを除けば最大規模」(JR西日本)という大混乱を招いたのはなぜだったのか。JRの今後の対策とともに検証する。 (社会部 松本茂祥) 複雑な車両運用ネック/乗客への情報伝達が課題に ◇交通結節点◇ 事故は同日午前六時ごろ、尼崎―立花駅間の七ツ松踏切で発生。踏み切り内で女性が電車にはねられ死亡した。警察の現場検証のため、JRは同六時半から約四十分間、上下線で列車の運転を見合わせた。 しかし、通勤ラッシュ時の尼崎駅で電車の発着がストップしたことが、予想外の混乱を引き起こした。同駅は神戸線、東西線、宝塚線が合流する交通結節点。同駅は一時間に計約七十本の
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