「最初は学校を信じていました」 町田市の小学校に通う6年生の山根詩織さん(仮名)が、自室で亡くなっているのが発見されたのは、2020年11月30日(月)の0時半頃。兄の信哉さん(仮名)が0時を過ぎても部屋の明かりがついているのを不審に思って部屋をのぞいたところ、首をつって絶命していた。 部屋を探すと、鍵がかかった机の引き出しの中から日記形式で書かれた遺書が見つかった。そこには、「A子とB子にいじめられている」「こいつらのために自分は死ぬ」「もうラクになりたい」などと綴られていた。 いじめについて、両親はまったく気づいていなかったという。 「娘は学校を欠席したこともなかったし、友達の悪口を言うこともありませんでした。だから、亡くなった娘を見た時に、一体、何が起こっているのか……理解できませんでした。遺書を見つけて、いじめを受けていたと書かれていたのですが、初めて知る内容ばかりで、混乱しました