小学校低学年ぐらいの頃、「親となんで一緒に暮らしているんだろう?」と不思議に思っていた。 というか、そもそも「親」ってなんだろうと思っていた。 で、無い頭捻って出した答えは「親という仕事をしている人」という結論だった。 自分のことを育てる仕事を国から任されている人で、自分が大きくなったらこの人達の仕事は終わって「親」ではなくなるものだという結論に至った。 こんなことを思っていたのは自分だけなのかもしれないので誰にも言わずにいたのだが、昔伊集院光がラジオで「親のことを親という仕事をしている人だと思っていた」と言っていたのを聞いて、すごく嬉しかった。 訳のわからないことを思っていたのは自分だけじゃなかった、と。