筆者は2000年に有珠山と三宅島の噴出物調査の際に,降ったばかりの火山灰が生活にあたえる悪影響を体験しました.その後 AGU(米国地球物理学連合)2000年秋季大会@サンフランシスコに参加した際に,米国地質調査所(USGS)のブースのある小冊子に目がとまりました.「VOLCANIC ASHFALL How to be prepared for an ashfall」という小冊子です.US letter両面一枚を三つ折りにした簡素なものですが,内容がよく考えられていたので,筆者は感心しました.噴火前にこのような知識があったなら,危険や不便がずいぶん低減するだろうと思いました.そこでUSGSによる小冊子の内容を参考に,火山灰への備えるための知識をまとめました. 文責 宮城磯治(産総研・地質調査総合センター) 作成日 2001年2月9日 (最終更新日:2011年2月1日 ) 参考文献 米国地質調