早稲田大学大学院商学研究科専任講師、西條剛央さんよりご寄稿いただきましたので掲載します。(ガジェ通:深水英一郎) ●ボランティアが足りているというのは幻想です。今こそ立ち上がりましょう。 今になってよくわかる。自分は甘えていたと。やれるのにやらない。間違っていると思っているのに見過ごす。書けるのに書かない。言うべきなのに言わない。そういうのはもう止めにした。 * 《4月2日》 今もって大好きな伯父さんは行方不明。子ども(いとこ)は震災翌日から現地でずっと探し続けている。伯母さんや伯父さんの妹(母)は病院や遺体安置所を回っている。 グランディ21の遺体安置所。首や手足ももげた遺体が多いため、直接遺体をみることはできない。だから遺体と持ち物の写真が貼られている。 仙台市消防局の兄は、カラスが集まっているところを捜索するといっていた。だから遺体は陸上海中にかかわらずいろいろな動物に食べられている