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2019年9月9日のブックマーク (2件)

  • 新海誠『天気の子』 - 青春ゾンビ

    降り続ける雨を、流れる“涙”の比喩としよう。この街では、誰かがいつも泣いているからだ。映画のキーヴィジュアルに選ばれたのは代々木会館だった。『傷だらけの天使』(1974)でお馴染みの通称“エンジェルビル“*1。つまり、これは現代社会から爪弾きにされた天使たち(≒若者たち)の、その涙の物語なのだ。この映画で多発されるイリーガルな行為の数々は、あらゆることが許されていた『傷だらけの天使』などの犯罪青春ドラマへの憧れなのだろう。「美しさと倫理は両立しない」というのが、『君の名は。』(2016)から続く新海誠が創作において取り組む、隠れたテーマであるように思う。『君の名は。』は、一つの街を消し去り、多くの命を奪った隕石が落下していく様子を、「美しい眺めだった」と思ってしまう少年の話だった。この『天気の子』においても、警官への暴力をカタルシスとして配置し、水に沈む都市をフェティッシュに描いてしまう。

    新海誠『天気の子』 - 青春ゾンビ
  • 🙂コンピュータサイエンスと魔法のYコンビネータ

    こんにちは、上杉周作と申します。米国在住のプログラマ兼ブロガーです。2019年に日経BP社から発売された『ファクトフルネス』の共訳者でもあります。詳しいプロフィールとブログはこちら。 『ファクトフルネス』 稿「コンピュータサイエンスと魔法のYコンビネータ」は、プログラミング未経験者向けの、邪道なコンピュータサイエンスの入門書です。どういう意味かは、すぐに説明しますね!

    🙂コンピュータサイエンスと魔法のYコンビネータ
    Yutarai
    Yutarai 2019/09/09