たとえば電車に乗ったら、網棚に夕刊フジが置いてあったとするじゃないですか。さて、手に取って読みますか。 あるいは美容室へ髪を切りに行ったら、美容師が「どうぞー」とアサヒ芸能を渡してきたとするじゃないですか。読みますか。 あるいは街を歩いていたら、街頭で自称経営者という人が、教育はこうあるべきだとか、投資はこうしろとか、政治はどうだとか言っていたとするじゃないですか。話を聞きますか。 かなりバカバカしい例ばかりなのだけど、今のインターネットってそんな感じだよなあと思う。バカバカしい人達のバカバカしい情報に過敏に反応してばかりの日々。 「電車の網棚にあったとして、手に取るか?」というのを網棚テストと名付け、情報源に対する評価方法とするならば、現実の網棚テストはかなり厳しいものになるはずなのに、インターネットではなんでも手にとって見てしまう。それはブラウザーであったりスマホだったりが、それだけし