ブックマーク / mrbq.hatenablog.com (4)

  • 天使たちのシーン - mrbq

    大槻ケンヂが 小沢健二の「天使たちのシーン」をカヴァーしていたことには 何となく覚えがあった。 そのカヴァーを収録した 大槻ケンヂのソロ・アルバム「I STAND HERE FOR YOU」が 発売されたのは1995年。 当時、何かの雑誌で この曲を歌ったことについて インタビューに答えているのを読んだ。 小沢健二のセカンド・ソロ「LIFE」に夢中だったぼくは 大槻ケンヂの主張に「へえ」と耳を傾けつつも、 “オザケン”の足を 沼から伸ばした手で引きずり込むかのような“オーケン”の存在に 斜めから見たジョーク以上の意味を感じていなかったのだ。 浮かれた90年代は、 オザケンこそが“今”という時代に責任を持つ者であり、 オーケンはそこにウンコを投げつける者であるという 大いなる錯覚によるしあわせをぼくたちに見せていた。 「天使たちのシーン」が 小沢健二のソロ・キャリアで残された他のどの楽曲より

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  • 阿佐ヶ谷RAREに捧ぐ - mrbq

    いつも松永さんはどこでレコードを買っているんですか? そう訊かれると、 迷わず 「阿佐ヶ谷のRAREです」と 答えることにしている。 正確に言うと 中古なら阿佐ヶ谷RARE、 新譜なら西新宿バーンホームズ ということになる。 阿佐ヶ谷RAREは 何よりも地元の店だし、 駅ビルの1階という立地の良さで、 価格的にも気楽な買物が出来て、 そこそこの掘り出し物があるということも 好感度が高い。 最近模様替えがあって CDを前面に出したレイアウトになったのが レコード買いにはちょっと不便なのだが、 好感度をくつがえしてしまうほどの痛手ではない。 BGMのセンスも何気なくいい。 サンハウス(ブルースマンではなく博多のバンドの方)は レコード屋で流れているのを聴くのが やっぱり一番好きだなあとか、 そういう認識を新たにさせてくれたり。 だが最大の理由は 朝10時から夜10時までやっているという 営業時

    阿佐ヶ谷RAREに捧ぐ - mrbq
  • 銀ちゃんのラブレター - mrbq

    作曲家の福田和禾子さんが先日亡くなったニュースを ハイファイのブログで書いたとき、 小西康陽さんがそれを読んでくださっていた。 レディメイドの毎日更新ページで ピチカートファイヴでも福田さんのカヴァーをしていて、 その曲が「銀ちゃんのラブレター」であることが書かれていた。 そうでした。 大好きな曲です。 作詞は俵万智さん。 そのことを書いておくべきだったと 書こうと思っていたのに 書くタイミングが見つからず 書かないままになっていた。 不意にそれを思い出したのは NRBQのトム・アルドリーノに聴かせてもらった 彼が編集した自分のためのCD-Rに ずばり「銀ちゃんのラブレター」が入っていたから。 彼は日語はわからないので 曲目のところには 一生懸命に写し取った日語で 「ピチカート・ファイヴ/銀ちゃんのラブレター」と 書いて(描いて)あった。 「何を歌っているのかはわからないけど この曲が

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    ZOKKAI
    ZOKKAI 2008/11/09
  • けれんについて - mrbq

    以前に働いていたレコード店では クラシックも扱っていた。 店主はへそ曲がりの人物だったが 思ったことを黙っておけないという意味では 子供のように素直なひとでもあった。 「カラヤンは品(ヒン)がない」 そんな言い草を聞いたのは 一度や二度ではない。 そして 店主はその低評価を価格設定に実行した。 日で発売されたクラシックのLPレコードには 廉価盤(70年代以降に発売された1500円シリーズなど)という 大きな潮流があり、 それらはほとんど中古になると二、三百円で叩き売られていたが、 その主軸を占めるのが カラヤンだった。 もちろん、 それだけのスターだったから レコードが大量に発売されたわけなのだが、 中古の世界ではかなり分が悪い。 安売王、カラヤン。 一度、そんなに品がないのかと思い レコードを聴いてみた。 よくわからない。 続いて、同じ交響曲を 古い世代の名指揮者と呼ばれるひとのレコー

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