中学のときはガチのアニオタだったから、街に出かけるときはアニメの絵が描いた紙袋をいつも小脇に抱えていた。ラムちゃんとかクリィミーマミの絵が描いてあるようなやつ。そんで月に何回かバスに乗って街に出て、旭屋書店とリーブルなにわに行ってマンガの発売予定とかアニメ雑誌とかひと通りチェックして、アニメイトでアニメの絵の描いた缶ペンケースやポスターを買ったりしていた。 もちろんオタクたる者、過去の歴史もさかのぼって学習せねばいかんと思っていた。同級生の家の物置に捨てようと思ってるアニメディアとジ・アニメが積んであると聞けば、自転車こいでサルベージ。ぜんぶもらってきて熟読。マーグの葬式の話を追体験して、もちろん宮崎駿は「太陽の王子ホルスの大冒険」から順を追って観ていった。新ルパンは「アルバトロス」と「さらば愛しきルパンよ」だけ標準画質で保存。「カリ城」は劇場やビデオで20回くらい観てセリフをぜんぶ丸暗記