経済産業省資源エネルギー庁が31日発表した県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格(7月29日時点)は162円10銭となり、前週(同22日時点)比1円90銭高と大幅に上がった。2008年10月14日時点(165円)以来、約4年9カ月ぶりの高値。値上がりは4週連続で、1カ月間の上昇幅は計8円10銭に上った。 エジプト情勢の混乱による供給面の不安や、米国景気の回復を受けた需要増などで原油の価格が高騰。円安の進行も輸入価格を押し上げた。石油元売り各社はガソリンの卸価格を引き上げ、販売店が小売価格に転嫁する動きが広がり、全47都道府県で値上がりした。 今後のガソリン価格に関して、調査を担当した石油情報センターは「これまでのコスト上昇で来週以降も値上がりする地域はあると思うが、全国的に上昇が続くかは不透明」としている。 県内のハイオクガソリンは、1リットル当たり1円90銭高の17