クリックして拡大する県外進出が決まった黒部ダムカレーを手に、観光誘客への期待に胸を膨らませる大町市の牛越徹市長(左)=大町市のくろよんロイヤルホテル 「食べられるダム!」のコピーで長野県大町市のご当地グルメ「黒部ダムカレー」が7日からコンビニチェーンのサークルKサンクス(東京)により県内のほか、関東や北陸などの11都県で発売される。地元でも定着途上の新顔グルメだが、黒部ダムというアジア有数の観光地の名を冠したカレーはインパクトも十分。観光情報の発信も兼ねた発売とあって市関係者の期待も高まっている。 黒部カレーは、ダムへ向かうトロリーバスが発着する扇沢駅の大食堂で昭和40年代初頭から出されていた「アーチカレー」が前身。年間100万人を超える観光客が訪れる立山黒部アルペンルートの玄関口に位置していながら、訪れる観光客にとって大町市の印象は薄いという反省から、同市商工労政課の仕掛けで平成21年7