2日、コペンハーゲンのIOC総会で、東京の落選が決まり、がっかりするアスリートや招致委員会のメンバーら=上田幸一撮影 【コペンハーゲン=稲垣康介】国際オリンピック委員会(IOC)は2日(日本時間3日未明)、当地で開いた第121次総会で16年夏季五輪の開催地にリオデジャネイロ(ブラジル)を選んだ。南米大陸で五輪が開かれるのは夏冬の大会を通じて初めて。04、12年大会への立候補では1次選考で敗れたリオは3度目の挑戦で悲願をかなえた。 1964年以来2度目の開催を狙った東京は2回目の投票で落選した。コンパクトな会場配置、環境対策、安定した都市インフラなどを強調したが、支持は集まらなかった。日本は88年大会で名古屋がソウルに、08年大会では大阪が北京に敗れており、夏季五輪招致で3連敗となった。 立候補4都市はシカゴ(米)、東京、リオ、マドリード(スペイン)の順にプレゼンテーション(招致演説)