“聖地巡礼”だけが鍵とは限らない? 徳島の「マチ★アソビ vol.9」に見る「1つのコンテンツに偏らない新たなアニメツーリズムの形」 編集部:Ky 昨今,映像コンテンツと観光を結びつける動きが盛んだ。少し前には,NHK大河ドラマ「天地人」が放送されて直江兼続に注目が集まり,その足跡をたどるツアーが組まれたり,関連するグッズが販売されたりもしていた。 これと同じような動きはアニメ業界にも以前からある。1993年に運行が始まったJR境線(鳥取県)の“鬼太郎列車”などはこの動きの走り。最近では,とくにアニメに関連付けた観光ビジネスが「アニメツーリズム」と呼ばれ,若い世代の減少を嘆く地方の団体などが,町おこしに積極的にアニメを活用する例も増えてきた。 2012年10月8日まで徳島で行われていた「マチ★アソビ vol.9」も,そんな動きの一例なのだが,このイベントにはこれまでの映像コンテンツを観光に