国土交通省は15日、中央道の恵那山トンネルを含む園原(下伊那郡阿智村)―中津川(岐阜県中津川市)22キロ区間を通る車に加算している特別料金を8月1日から事実上撤廃すると発表した。自動料金収受システム(ETC)利用車だけでなく現金払いの場合も含めて適用。ETC利用車はさらにほかの割引制度も適用される。 当初4月1日から実施する予定でいたが、3月の東日本大震災を受け延期していた。このほか、関越道水上―湯沢間(関越トンネル)、東海北陸道飛騨清見―白川郷(飛騨トンネル)など5区間も同様に撤廃する。これらの区間は難工事などで建設費がかさんだため、料金を通常区間の1・6倍に設定している。 国交省や中日本高速道路会社によると、中央道園原―中津川インター間を普通車が現金払いで利用した場合、現行の1050円から新料金は750円に。ETC車では3割引きになる平日昼間(午前9時~午後5時)に利用した場合で7