県は23日、県内の野生イノシシ3頭で豚コレラ感染を新たに確認したと発表した。塩尻市洗馬の畑と同市贄川の路上でそれぞれ死んだ状態で見つかった計2頭と、木曽郡木曽町開田高原の山林で捕獲された1頭。県内での野生イノシシへの感染確認は計15例になった。 同市洗馬のイノシシは雄の成獣、同市贄川と木曽町はともに子どもの雄。いずれも地元の猟友会員が発見し、県松本家畜保健衛生所(松本市)が遺伝子検査した。塩尻市洗馬の発見地点から半径10キロ圏内にある2カ所の養豚場は、既に監視対象農場になっている養豚場と同じ。県は改めての立ち入り検査はしない。 発見地点から半径10キロ圏内でより厳重な検査が必要な「調査対象区域」には、東筑摩郡山形村が加わった。 (7月24日)