人気お笑いコンビ「次長課長」の河本(こうもと)準一さんの母親が生活保護を受けていた問題が波紋を広げています。この問題をきっかけに生活保護の支給要件を厳しくすべきだという声が上がる一方、行き過ぎた対応は本当に必要な人を排除することにつながりかねないと慎重さを求める声もあります。今夜は、今回の問題が投げかけた生活保護をめぐる課題について考えます。 河本さんの母親は15年ほど前に病気で働けなくなり、生活保護を受けるようになりました。河本さんは当時、年収が少なく養うことができなかったということです。その後、テレビなどで活躍するようになった5年ほど前から、生活費の一部を援助するようになりました。生活保護費は減額されましたが、保護は受け続けました。河本さんは「法的な問題はないが、甘い考えだった」と謝罪しました。先月、母親は生活保護を受けるのをやめ、河本さんは保護費の一部を返還するとしています。 今回の