長野、群馬両県にまたがる浅間山麓の市町村などが、標高2千メートルほどの高峰高原を中心に高地トレーニングエリアの整備を構想している。首都圏から2時間半程度というアクセスの良さや30分ほどで小諸市の県厚生連小諸厚生総合病院に行ける安心感をPR。実業団や大学の駅伝チームなどを誘致し、地域の活性化につなげる考えだ。今月から、実現に向けた課題の洗い出しなどを進める。 エリアは小諸、東御両市、北佐久郡軽井沢、御代田両町、群馬県嬬恋村などを想定。小諸市街地から高峰高原に上る市道チェリーパークラインや、同高原と池の平湿原をつなぐ標高2千メートル前後の「湯の丸高峰併用林道」などを活用する。 県境の高峰高原ビジターセンターを休憩所などに使うほか、嬬恋村の民有地に1周400メートルのグラウンドも整備する考え。標高2千メートル級のグラウンドは全国的にも珍しい。同村内の1周1キロ余りの林道も周回コースとして活用