レギュラーガソリンの店頭価格が150円に迫るガソリンスタンド=9日、東京都世田谷区レギュラーガソリンの店頭価格は上昇続く 緊迫する中東情勢を受け、ガソリン価格が急上昇している。レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は145円を突破し、約2年5カ月ぶりの高値に跳ね上がった。 石油情報センターが9日発表した7日時点の調査によると、レギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格(全国平均)は145.5円。前週より6.5円上がった。2008年8月に記録した過去最高値(185.1円)とはまだ差があるが、1週間の上昇幅は中東情勢が混乱してから最大となった。 地域別で最も値上がりしたのは岡山県で9.8円。神奈川、富山両県が9.3円、青森県が8.5円と続いた。 日本向け輸出価格の基準となる中東産ドバイ原油の価格(東京市場)は、チュニジアで始まった民主化運動がエジプトに飛び火した1月末から急上昇。1