警視庁は28日、自転車の原則車道走行を促す総合対策の骨子をまとめた。新たな安全策として、車道での事故を防ぐために車道左側を独自のイラストでカラー舗装し、自転車の通行場所を明示する。来年1月から実施する方針で、全国の自転車事故の4割を占める東京都内での対策は、全国のモデルとなりそうだ。 【歩道は原則禁止】自転車、車道走行促す 警察庁が対策強化 警視庁は、歩行者と自転車を分離することが事故防止につながるとみて、車道左側走行や歩道での歩行者優先などマナー向上とともに、自転車の通行環境を整備する。具体的には、自転車が通行できる歩道を減らすことや、以前からある自転車専用通行帯(自転車レーン)と歩道のカラー舗装に加え、今年度から車道左側のカラー舗装を始める。 車道のカラー舗装は青色で幅約0.5メートル。歩道のある道路の車道左側に設ける。歩道がある道路は都内に約5740キロあり、このうち歩道の幅が