陸前高田の「奇跡の一本松」から接ぎ木され順調に成長している4本の苗木。ツギキ4兄弟と呼ばれ、右から長男「ノビル」、次男「タエル」、三男「イノチ」、四男「ツナグ」と命名された=岩手県滝沢村の独立行政法人森林総合研究所林木育種センター東北育種場で2011年12月13日午前11時43分、小関勉撮影 東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の名勝・高田松原の「奇跡の一本松」が「枯死に至った」との報告書を12日に受け取った戸羽太市長は、13日に記者会見し「残念で忍びない」と語った。枝から4本の接ぎ木に成功していることを説明し、市民に「次のステップに入るのだと頭を切り替えてほしい」と呼びかける一方、樹木ではなくともモニュメントとして残す方法を検討する考えも示した。 【陸前高田の松をめぐっての騒動】京の送り火 戸羽市長は会見で「7万本の中で1本だけ残ったというのは本当に奇跡。海水につかりながら、9