8秒間の握手がすべてだった。主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が開かれている大阪で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相は首脳会談はもちろん、他の会議中にしばらく席を移して対話をする略式会談もなかった。 28日、韓日首脳が顔を合わせるのは開幕前の公式歓迎式が開かれる会議場入口で握手をする記念写真撮影が全部だった。文大統領は待っていた安倍首相の元に歩いていって挨拶の言葉を先にかけた。韓日関係が冷え込む中での握手に、他の首脳との記念撮影時よりもカメラのシャッターが忙しく音を立てていた。撮影を終えた後、安倍首相は文大統領に手ぶりで退場方向を案内した。 文大統領が登場し、8秒間の握手をして別れるまでにかかった時間は全部で20秒だった。2人は笑顔を浮かべてはいたものの、表情はやや不自然に見えた。安倍首相は他の首脳と記念写真を撮影する時は抱擁をしたり歯が見えるほど笑ったりし
文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足して1年8ヵ月、韓日関係が復元力を失ったまま、破局へ向かって疾走している。 文政権と安倍政権は昨年の秋から、ことあるごとに衝突して来た。まず、昨年10月10日から14日まで韓国の済州島で開かれた国際観艦式で、韓国当局が自衛隊の旭日旗の掲揚を認めないことを明らかにしたことで、自衛隊が出席をボイコットする事態が起こった。 これにより旭日旗が韓日間の新たな葛藤の懸案として浮上し、韓国国会では「旭日旗などの日本帝国主義シンボルの使用を禁止する法案」など、様々な「反日」法案が発議された。 続いて10月30日には、韓国大法院が、新日鉄住金に対して、植民地時代の徴用工である4人の原告に対して、一人あたり1億ウォンの賠償を支払う判決を下した。11月29日には、三菱重工業に対しても同様の判決が下されたほか、韓国裁判所で係争中の13件の訴訟で約70の日本企業にも同じ判決が下さ
【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の祖国平和統一委員会は25日、談話を発表し、韓国の李明博大統領が哨戒艦沈没事件に関連して国民向け談話や対北制裁措置を発表したことに対し、すべての南北関係を断絶すると宣言した。 北朝鮮が南北関係の断絶を表明したことで、同事件をきっかけにした南北間の緊張は一層高まる見通しとなった。26日にはクリントン米国務長官が訪韓、沈没事件をめぐり協議する予定で、北朝鮮はこれに合わせて韓国側をけん制する狙いとみられる。 談話は「全面的な北南関係の断絶、北南不可侵合意の破棄、北南協力事業の撤廃の断固たる行動措置に入ることを正式に宣布する」と表明。「戦争の暗雲をもたらしている逆賊一味をわが軍隊と全人民、全民族は絶対に許さない」と李政権を非難した。 北朝鮮は第1段階として(1)韓国とのすべての関係を断絶する(2)李大統領の任期期間、当局間の対話と接触を一切拒否する(
【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の祖国平和統一委員会は25日、談話を発表し、韓国の李明博大統領が哨戒艦沈没事件に関連して国民向け談話や対北制裁措置を発表したことに対し、南北のすべての関係を断絶すると宣言した。 北朝鮮が南北関係の断絶を表明したことにより、同事件をきっかけに高まった南北関係の緊張は極限に達する見通しとなった。 談話は「北南関係の全面閉鎖、北南不可侵合意の全面破棄、北南協力事業の全面撤廃の断固たる行動措置に入ることを正式に宣布する」としている。 その上で、第1段階の措置として(1)南側との全関係を断絶(2)李明博大統領の任期期間、一切当局間の対話と接触を行わない(3)南北間すべての通信を断絶する(4)韓国の「対北心理戦」に対する全面的な反撃を開始する―などの措置を取るとしている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く