「強い人間になりたい」 僕はしばしばそんなことを思いながら生きている。 『グラップラー刃牙』を読んで「筋肉ムキムキになりてえ」と筋トレを始めたり、 「長友、本田、長谷部かっこいいなあ」とサッカーを無性に始めたくなったり。 実に、単純でアホな生き物である。 筋肉隆々とした姿、オシャレな格好、そして大胆な言動をする姿に人は憧れる。 けれど、これは外面的な強さだ。自分を美しくみせる装飾品みたいなもので、本質ではない。 本当の「強さ」とは、外見ではなく、その内にある。 人が強さに惹かれる時、表面的な姿というより、本質的にはその内面にある強さを見ている。 例えば先ほどの本田圭佑や長友佑都がカッコイイのは、彼らののプレースタイルや 派手な外見や語る言葉もカッコイイとも言えるが、それは本質ではない。 僕らが惹かれているのは彼らの内に宿るゆるぎなき信念に惹かれているのではないか。 外見がものを言っているの