2020年には東京オリンピックも控え、訪日外国人が増加している中、KDDIと沖縄セルラーでは沖縄の観光タクシーに「多言語音声翻訳システム」をテスト導入する。空港、港といった外国との玄関口で、円滑なコミュニケーションによる”おもてなし”を実現する取り組みだ。 ■サービスの狙い 多言語音声翻訳システムは、情報通信研究機構(NICT)が開発した技術を応用した。対応言語は英語、中国語、韓国語。沖縄県内観光スポット(首里城、美ら海水族館など)を実施エリアに指定、タクシー50台で展開する。期間は11月16日から2018年3月まで。 運転席と後部座席にタブレット端末を設置するほか、乗務員にはピンマイクが、後部座席には指向性の高いマイクが用意される。乗務員と外国人が会話すると、お互いの言語が翻訳されて音声で再生されると同時に、タブレットにも翻訳文が表示される仕組みだ(翻訳はau 4G LTEのネットワーク