フィリピンで買春した少女の写真を撮影したとして、横浜市立中学校の元校長が8日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノの製造)容疑で逮捕された。 横浜市教委は、高島雄平容疑者(64)の在職中の犯罪などが確認できれば、退職金の返還請求手続きを進めるという。魚屋義信・教職員人事部長は「校長という責任職の行為で、極めて遺憾。申し訳ない」と陳謝した。 市教委によると、高島容疑者が海外の日本人学校に勤務したのは、自ら志望したためだったという。専門は理科。帰国後、3校で副校長、1校で校長を務めており、2011年の定年時には約3千万円の退職金を受け取っていた。その後も再任用で1年間教諭をし、今年3月までは公益財団法人・市教育文化研究所の研究員。教育冊子の編集長もしていたという。 処分歴はなかったが、多数回にわたるフィリピン渡航を市教委は把握していなかった。今後、他の教職員にも不審な渡航がないか調べる。
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