【ワシントン清水憲司】米ホワイトハウス高官は2日、トランプ大統領が表明した鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限方針の対象国について「例外はない」と述べ、すべての国に適用されるとの見通しを示した。世耕弘成経済産業相は3日、ロス米商務長官と電話協議し、懸念を表明。欧州連合(EU)は米製品への報復関税を検討するなど、世界で反発が広がっている。 トランプ氏は1日、鉄鋼・アルミ会社幹部との会合で、米通商拡大法232条に基づき、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税をかけると表明した。これを受け、ホワイトハウス高官は2日、対象国について「例外なく幅広く関税を課す」と説明。国防総省は中国などに絞るよう求めているが、高官は「例外を認めるときりがなくなる」と否定的な考えを示した。
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