原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場設置に向けた文献調査の受け入れに反対した長崎県対馬市で、市政治倫理審査会は、原子力発電環境整備機構(NUMO)主催で視察旅行した市議13人が市政治倫理条例に違反すると判断したことが4日、関係者への取材で分かった。NUMOが市議の旅費を負担しており、「政治的または道義的批判を受ける恐れのある寄付に当たる」と批判した。 NUMOは文献調査を担っている。対馬市議会では今春以降、文献調査を巡って議論が活発化し、比田勝尚喜市長が9月に反対を表明した経緯がある。 市民団体「核のごみと対馬を考える会」が9月、…