注目される利益率と給与の高さ 特筆される成長で注目される「キーエンス」は、自動制御機器,計測機器,光学・電子顕微鏡などの開発・製造販売を行っている。注目される理由は、「利益率の高さ」と「給与の高さ」である。営業利益率は脅威の55%超、社員の平均年間給与は2,000万円超。売上高は1兆円に満たないなが、日本の時価総額ランキングで第5位である。 日本企業における製造業の衰退が懸念される中で、目覚ましい成果を上げる「組織の在り方」が注目されている。 キーエンスの2022年度の「従業員一人当たりの売上高」は約8,700万円で、「一人当たりの営業利益」は4,821万円である。現在、日本企業全体の一人当たりの営業利益の中央値は約253万円なので、キーエンスの社員は「日本の平均社員の約20倍の利益」を達成しているのだ。 これは個々の全社員の「圧倒的な成果」が、キーエンスの成長を実現させている。そこで優秀