岡田外相は27日、三重県四日市市内での講演で、夏の参院選に向けた政権公約(マニフェスト)の見直しについて、「不況の影響で税収が減った。財源なくして新しい政策なし」とした上で、「現実の収入を見た時に、順番をつけて重要なことからやり、場合によってはあきらめることをはっきりした方がいい」と述べた。 政策に優先順位を付け、財源確保が難しい政策については大幅に修正すべきだとの考えを示したものだ。 また岡田氏は「首相や外相が毎年変わるようでは本当の仕事はできない」と述べ、普天間移設問題などで外交政策が困難を極める中で、野党から退陣要求が出ていることをけん制した。