地域紛争でも核先制使用可能に=新軍事ドクトリンで規定−ロシア 地域紛争でも核先制使用可能に=新軍事ドクトリンで規定−ロシア 【モスクワ時事】ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は、年内にも採択される同国の新たな軍事ドクトリンで、地域・局地紛争でも核兵器の先制使用を認める見通しであることを明らかにした。14日付の有力紙イズベスチヤとのインタビューで語った。 オバマ米大統領のイニシアチブで核軍縮の機運が高まる中、核の使用条件緩和に向けたロシアの動きは論議を呼びそうだ。 新軍事ドクトリンでは、大規模戦争のほか、地域・局地紛争も核兵器使用の対象として規定。同書記は「状況と敵の意図次第で、国家安全保障上、危機的な状況では核先制使用も排除されない」と述べた。 パトルシェフ書記によると、核兵器使用条件の変更は、戦争の形態が大規模戦争から地域・局所紛争に変化していることに応じたもので、ロシアとその同