自民党の鳩山邦夫元総務相は13日、都内で記者会見し、12日の衆院予算委員会で与謝野馨元財務相が邦夫氏から聞いた話として、鳩山由紀夫首相が実母に金を無心していたと指摘したことについて「兄が金を無心したとは(母から)聞いていない」と強調した。 邦夫氏は、実母が2年ほど前に電話で語った内容について「お兄さんは子分がいっぱいいて、世話をするのに大変お金がかかると言っている。あなたは子分はいないの?」と紹介。ただ「金がかかる」と実母に言ったのが首相本人ではない可能性もあるとした上で「与謝野氏は(首相側の)『ぼやき』を『無心』と解釈したのだろう」と語った。自民党が実母らの証人喚問要求を決めたことについては「コメントする立場にない」とした。 首相は12日に「子分を養うために金がいるみたいなことを考えたこともないし、考えてもいないことを言うはずもない」と述べている。