謎の沈没を遂げた韓国海軍のコルベット「天安」の二つに分かれた船体の切断面が、真っ直ぐに鋭利な刃物で切り裂かれたような有様から、疲労破壊による事故ではないかという憶測が一部で広まっています。 哨戒艦沈没:ナイフで切ったような切断面:朝鮮日報 【海軍哨戒艦沈没】「天安」沈没の原因は疲労破壊? :中央日報 溶接ミス、低級鋼材などの原因から、波浪、低温、経年劣化などの条件を切っ掛けに船体が断裂した場合は一直線に引き裂かれるので、そういった可能性が論じられているのでしょうが、しかし魚雷による攻撃でも磁気信管による艦底起爆ならば、真っ直ぐな切断面が形成されるケースがあります。沈底機雷でも同様です。実際にアメリカ海軍の退役駆逐艦「ファイフ」を用いた実艦標的撃沈演習(SINKEX : sinking exercise)では、Mk.48魚雷の艦底起爆2発目で艦橋の直前から真っ二つに裂けています。 つまり断裂