以前、このブログで、実は「悪代官はまじめ人間だった」というお話を紹介させていただきました。 http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-658.html 年貢米を規程通りにとりたてるお代官様が、いわゆる「悪代官」と呼ばれた人で、良い代官というのは、年貢米の取り立てに際して「お目こぼし」をして、年貢を規程以下の分しかとりたてをしなかった人が「良い代官」というお話です。 その年貢ですが、よく言われる話が江戸時代の農民は、「六公四民」とか「五公五民」という過酷な年貢の取り立てを受けていて、相次ぐ自然災害と凶作、飢饉で貧困にあえいでいた、とよく言われます。 教科書などでは、そのために農民は、むしろ旗を押し立てて百姓一揆や打ちこわしをしていたと書いてある。 こうした記述によって、なんとなく現代人は、江戸時代の農民=いつでも死にそうなほど貧困にあえいでいた人々という