日本学生支援機構の「貸与型奨学金」は、実質的に子どもが背負う学生ローンです。 そのほか、子どもの教育費を保護者が借りる「教育ローン」もあり、家族主義的価値観の強い日本ではこちらの方が一般的かもしれません。 貸与型奨学金と教育ローンの2つの違いは、単純に借主(返済主)が異なることになります。 海外に目を向けると向けると、奨学金といえば「スカラシップ(Scholarship)」や「グラント(Grant)」と返済不要のものを指します。 それに対して、海外では返済が必要なものをローン(Loan)と呼び、これらは明確に区別されています。 奨学金と呼びながらも返済が必要であるから、日本の貸与型奨学金は、海外ではローンに分類されることになりますね。 そこで、日米の学生(教育)ローンの違いについて考えてみたいと思います。 米国の学生ローンの現状米国の学生ローン事情を探るために「「米国の奨学金政策をめぐる最