・『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』トーマス・ギロビッチ ・宗教の原型は確証バイアス ・自閉症者の可能性 ・『人類の起源、宗教の誕生 ホモ・サピエンスの「信じる心」がうまれたとき』山極寿一、小原克博 ・『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ ・『AIは人類を駆逐するのか? 自律(オートノミー)世界の到来』太田裕朗 順番だと、レイ・カーツワイル著『ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき』を書くはずなのだが、今日はそれほどの体力がない。万全の体調でなければ歯が立たない代物だ。そこで『ポスト・ヒューマン誕生』と併読すべき本書を紹介することにした。 実は全く畑違いの本ではあるが、知性という一点において恐るべき共通性がある。テンプル・グランディンは自閉症の動物学者だ。知能は優れていることから、アスペルガー障害と思われる。彼女は幼い頃