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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (1)

  • 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』/ジョナサン・サフラン・フォア - 空中キャンプ

    小説家ジョナサン・サフラン・フォアの新刊。とてもすばらしい小説でした! 映画『僕の大事なコレクション』(’05)の原作『エブリシング・イズ・イルミネイテッド』などで知られるJ.S.フォアですが、今回のテーマは911テロ。事件からちょうど十年というタイミングで翻訳が出版され、作品を読み進めながら、この十年でどのように世界が変化したのかをふりかえるきっかけになりました。 物語は、911テロで父親を失った少年オスカーを中心として語られる。父親の死後しばらくして、彼は遺品が置かれた部屋で謎の鍵を発見する。自宅にあるどの鍵穴にもマッチしないこの鍵は、いったいなにを開くことができるのだろうか? オスカーは鍵の秘密をさぐるべく独自の調査を開始する。同時に、かつてドイツに在住しドレスデン爆撃から逃れるべく渡米したオスカーの祖父と祖母の過去が挟み込まれ、小説は911とドレスデン爆撃の双方を往復しながら進行

    『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』/ジョナサン・サフラン・フォア - 空中キャンプ
    a246ra
    a246ra 2011/08/26
     「構成の巧みさ、テーマの重層的な広がり、そしてなんといっても文章のポップさとユニークなボイスにおいて、この小説は911テロを「個の物語」として還元し、再定義していると感じました」
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