日本で初めての、アルベール・カーン写真展が開かれている。 「100年前の世界へ」と題するこの写真展、神奈川県とフランスのオードセーヌ県との、友好交流事業の一環として開催されたものだ。 アルベール・カーン(1860-1940)は、フランス・アルザスの出身で、鉱山の投資で成功し、金融界のリーダーにとどまらず、世界の異民族や文化を敬い、相互に理解することが重要だとして、自己の持てるものを平和のために注いだといわれる。 カーンは、1907年に、すでに持ち運び可能な天然色写真(オートクローム)が実用化されると、世界60ヶ国にカメラマンを派遣して、各地の日常の暮らし、失われゆく風景、戦争の様子、自然、建物などを記録させた。 鮮やかな天然色を実現することを可能にするために、1907年にフランスのリュミエール兄弟が、ジャガイモのでんぷん粒子を利用したオートクロームから実用化されたという話だ。 そんなこと、
![<写真展> 100年前の世界へ~アルベール・カーン 平和への願い~ - 徒然草](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0b7149547a6a366b0ebf9c95c3c86d473368d3c6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F4e%2F36%2F5943458e4ba40616ed915d17e2e32fdd.jpg)